大阪市此花区の元店舗部分を全面改修リフォーム

私は大阪市此花区でお好み焼き屋を経営していましたが、70歳になったのをきっかけに店を畳む決意をしました。
これまでの思い出がいっぱい詰まっていますので、そのまま残しておきたい気持ちはありますが、店舗が住居の半分を占めているという事情もあり、全面改修リフォームを決意しました。
これまでは窮屈な生活を強いられていたので、店舗部分を住居に取り入れる事で、もっとゆとりのある生活が出来たら嬉しいです。
解体が始まりましたが、長年お世話になった店舗と別れるのは寂しいものです。
どこかに昔の思い出を残していただけたらと思いつつ、これから始まる新生活にも期待が膨らみます。
希望はお伝えしたので、あとは全面改修でどのように変わるのか楽しみです。
契約の日から3ヶ月が経ち、ようやくリフォームが終了しました。
玄関を入ると、これまで使用していた大きな看板と、お店の前で撮った昔懐かしい写真が私達を出迎えてくれます。
さらに2階へ続く階段の壁もお店の歴史を振り返れるギャラリーになっており、50年の歴史が蘇ります。
すっかり広くなった住居ですが、以前使っていた建具を再利用してダイニングテーブルにするなど、昔の思い出を残しつつ、新生活が始まるというのはいいですね。
私達の思い出を大切にして頂ける建築家に巡り合えて、家を新しくしていただいた事は本当に光栄です。