耐震問題で深刻な状態の我が家は、島本町の大変住みやすい立地で、引っ越したくはありませんでした。隣の家との感覚は狭く、前を通る道も狭く、重機を入れることは不可能なため、建て替えをあきらめるか、もしくは膨大な費用をかけ、建て替えるか、悩みに悩んだ結果が出ました。引っ越しは絶対にしたくありませんでした。そのため、思い切って、耐震を中心としたリフォームをすることになったのです。一戸建てからアパート暮らしにかえるという選択肢は我が家にはありませんでした。一戸建てに住み続けるためのリフォーム計画がスタートしました。耐震は業者に依頼しました。外構や壁紙の張り替えなど、自分たちでできることは、こつこつと家族で行うことにしました。不思議なもので、難攻するはずの計画は大変な分、楽しく充実していました。作業中は、家族が一致団結し、休日がくるのが楽しくて仕方ありませんでした。この計画で皆がお互いのことを考え、思いあって過ごしていることを実感できました。完成すると、また家族が集まり、近所と仲間との語らいのスペースも確保できたため、にぎやかで今まで以上に、この町を好きになりました。大変であっても、自分たちで作り上げるのは素敵なことですね。