私は堺市美原区に在住の者ですが、昨年の12月くらいから家で雨漏りが始まりました。2月の前半にはすでに玄関や台所などあちこちで落ちてくる雨の量も多くなっていました。
なんとかしなければと考え、新築で建て替えるのかそれともリフォームするのか迷っていました。
家屋は築40年以上経過の平屋です。
この家屋は父から譲り受けたもので、平屋なのですが80㎡あり、天井が高いところが非常に気に入っています。
それもあって、業者さんに見に来てもらいました。
業者さんが屋根に登り、30分くらい色々確認して降りて話をしてくれました。
「屋根は完全に寿命が来てますが、良い建物ですね。もったいないですね。」
その言葉が私の考えを建て替えからリフォームへ切り替えさせてくれました。
おそらく、良い建物ですね。という言葉がなければ新築も考えていたと思いますが、その言葉で私はこの家屋をまだ残して行きたいという気持ちにさせてくれました。
工事が始まり、コンクリートのような瓦はがし、新しい今風の屋根材に切り替わった家屋はどこか身軽になった感じでした。完成したときには今まで古い家屋のイメージしかなかったのですが、和と洋が融合したような家屋に生まれ変わり、どこか誇らしげな感じすらしました。
本当に建て替えではなく、この家屋を残すことが出来たことが私の大変な喜びになりました。