リフォーム費用は一般に直接工事費と管理費等の諸経費とに分類されます。またこの中で額が大きい費用といえば直接工事費です。具体的にはシステムキッチンや板材等にかかる材料費や、取り付け、仮設工事、廃材処分などにかかる労務費等があります。
また直接工事費は建物の状況や使用する材料などによって大きく違ってきます。例えば屋根のリフォームの場合、塗装塗り替えや足場代、葺き替え等主な工事を合算すると200万円程度になりますが、システムキッチンで本体交換の場合は100万円以下で済む場合も多くなります。
リフォームは新築と違い、壊したり撤去してから新しく設備を導入しますので、壊したり棄てたりするための費用が必ず発生します。またこの部分は後から意外にも大きかったと感じる方が多いようですので要注意です。解体や撤去は手作業になりますので、家全部を建て替えのために壊すよりもかなり高くつきます。また廃棄物処分も環境配慮の観点から分別が細かくなっており、最近は費用がとても高くなっています。
諸経費については現場管理や本社管理などに分かれていたり、合算されている場合もありますので見積書でしっかり確認することが大切です。
その他、各種の手数料や税金として、契約書に貼る印紙代、不動産取得税、固定資産税、都市計画税増額などがあり、また増築など規模が大きいケースでは確認申請手数料がかかることがあります。
工事をはじめる前に近隣へ挨拶をすると思いますが、その際には手土産をもっていくのが礼儀ですので、その費用も是非考慮しておきましょう。