堺市北区の一戸建て、築10年目です。この家を新築した時に和室は作らないことにしようかと思ったのですが、和室で畳の上でゴロゴロできるのは日本人にとって究極のくつろぎだとわかりました。リフォームで和室をもっと使いやすくくつろげるスペースにすることにしました。何の変哲もない殺風景な6畳間だったんですが、半端なつくりの床の間は押し入れと合わせて大容量の収納に造り替えて、お客様用の布団やこの部屋に置いたままになっていたものをすべてしまえるようにしました。畳もヘリのない琉球畳にして市松模様の目の美しい部屋になりました。純和風というよりは、リビングの続きとして使えるように、ちょっとモダンな雰囲気を持った部屋にリフォームしました。冬には炬燵も出せるし、夏は畳の肌触りが涼しくて気持ちがいいと皆がごろごろ寝転がるようなスペースになりました。和室もすべてフローリングに変えてしまうという計画もあったのですが、家族みんながくつろげて、いざという時には客間として使うこともできるようなマルチなスペースにしたことで、今まで物置のようになっていたせっかくのスペースを活かせるようにしました。実は和室はいろいろ使える、とても優れたスペースなんです。