大阪市大正区の実家を耐震リフォームしました

私の実家は大阪市大正区にあります。
この街は阪神淡路大震災の震源からも近かったため、発生当時大きく揺れました。
その頃まだ中学生だった私にとってその恐怖はとても大きいものでしたが、揺れの最中母が私を庇ってくれた姿が今でも頭から離れません。
あの震災から十数年、私は社会人となり現在は東京で働いております。
街にも慣れ始めた2012年3月11日、東京は東日本大震災の激震に見舞われました。
再びあの阪神淡路大震災の恐怖が蘇るとともに、揺れの中頭を過ったのは大阪の実家に一人で住んでいる母親の事でした。
もしあの揺れがもう一度大阪を襲ったら実家はどうなるだろう、母はどうなるのだろうと揺れる机の下にもぐりながら考えていました。
今思えばあの揺れの中自分の身の事より遠く離れた母のことを考えているというのは不思議なものだと思い返しますが、あの時改めて地震の恐ろしさと耐震工事の重要性を痛感いたしました。
また実家は1981年に耐震基準が改定される以前に建てたものですので余計に心配になり、震災の混乱が落ち着いたあと実家の耐震リフォームを依頼いたしました。
その後実家の耐震リフォームも無事終わり、母は前より綺麗になった実家で生活しています。
一人で生活させてしまっている親不孝者ではありますが、少しでも恩返しが出来たのであれば嬉しい限りです。