大阪市平野区にある2世帯住宅に自分の両親と住んでいますが、来月に母が還暦を迎えます。今まで親孝行と言ったものは一切やったことが無い自分ですが、最近になってやっと親のありがたみが分かる年頃になりました。そこで還暦を迎える母へのプレゼントとして和室でお茶会が出来る様にリフォームすることにしました。茶道は母にとって唯一つの趣味、茶道教室には一か月に2、3回程度通っています。また、親戚から頂いた母、自慢の茶器も中々登場シーンが少なくてちょっともったいない感じです。
比較的広い8畳間の和室は部屋の中心に囲炉裏を置いて、畳敷き、畳は趣向を凝らして見て沖縄畳にして見ました。囲炉裏は幸いなことに一戸建ての一階だったので掘り下げることが出来ました。これが2階やマンションであるならば、囲炉裏の深さの分だけ和室の床を高くしなければなりませんでした。その他にも障子や襖も趣味の良いものを使って千利休の侘びと寂びの世界を演出してみました。
工事が完了するまで母には和室内は立入禁止となっていますが、完成した和室を見た母が喜ぶ姿を見る姿を見るのがとても楽しみです。また、家からあまり出ることの無い母が自分の家でお茶会を開いて楽しい人生を送ってくれることが子としての願いです。