大阪市浪速区で築60年の一戸建てに住んでいます。この家は、祖父の代から私の父、そして長男である私が5年ほど前に受け継いだ家です。築年数が60年ですから、同居している高齢の両親とも相談し、一時は建て直すことも検討したのですが、どうしても思い入れがあり愛着があるので、私の代まではせめて、家をこのままにしてほしいと言われました。この一戸建ては少し変わっているところがあり、父の代は1階部分で小さな商店を営んでいたため、一階部分はガランとした空間になっています。私は親の仕事を継がなかったので、今は納屋状態になっているところです。現在は二階部分に住んでいるのですが、さすがに両親と私達家族4人と一緒に生活するのは正直窮屈なところがあります。今回思い切って、一戸建てを二世帯住宅にリフォームすることにしました。いままで商店だった使われなくなった空間は、両親の生活拠点にし、リビング、和室、浴室、トイレ、キッチンを作りました。二階部分はほとんど手を入れることがなかったのですが、システムキッチンとトイレがかなり古くなっていたため、新しいものに取り換えました。今回一戸建てを二世帯住宅にしたのですが、これで父の希望をかなえてあげることができ良かったと思っています。